2003年3月の教材

作品名 作者名 サイズ
湿原の春 渡部澄子
(新潟サークル)
SM
瑞々しく静かで落ち着いた雰囲気の風景画です。
水平線(横の線)を多用し、曲線でさえも緩やかに、垂直線は極めて控え目。
さらに、寒色(中間色を含む)を基調としていることが、この作品の雰囲気を決定しているでしょう。
ここで、暖色(黄色)の効果的な使い方にも注目しましょう。
<貼り方の一例>
○空(画面上端)から水際まで……一番淡いブルー極薄紙を貼る。
○水際から画面下端まで……それよりやや濃いブルー極薄紙を貼る。
○遠方の山……出雲民芸紙(因みに三椏が原料です)で。原画では「裂き剥ぎ」をして、山の裾の方は色を薄くしてあります。
○手前左の山……因州中厚(これは楮紙で、3匁です)ブルー濃淡折染めで。
○向こう岸の草原……極薄紙黄色系で。
○沼の茂み……この方法が簡単化かも…… まず濃青の極薄紙で茂み全体の輪郭線を全部写して鉄筆で切る(水筆も加えるとなお良い)。
そのまま水面を貼ってから、濃緑濃淡極薄紙や絞り染めをちぎって乗せていく。
そのとき、濃青を1ミリ位下方に、僅かに茂みの厚みを出すための陰の色として残しておくといい感じになります。      (純)
この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。