2003年1月の教材

作品名 作者名 サイズ
菜の花ざかり 加藤充弥子
(大阪サークル)
式紙

遠くに生駒山(大阪と奈良の県境)が霞み、独特の高い茅葺き屋根の集落が残る大和盆地の春の風景です。
○大きな極薄紙をグループ分けします。空と山用、菜の花畑用。

1.空は明るいブルーむら染め(もう1枚の超極薄紙の淡いブルーは、家並みにかけて使用します)。山は灰青濃淡です。緑も少々。
2.菜の花畑用を机の上に、緑から黄色へ、濃い色から淡い色へと順番に並べてみま しょう。そうです、この順番で畑の手前から遠くへ向けて、画面の下から上へ貼っていけばいいですよ。
貼るとき、裁断線をそのまま使うことは避けて、手でちぎるか、水刷毛で毛羽を出して柔らかい線で描きましょう。
3.まず、焦げ茶を画面下から1/4位のところまで貼る。それに重ねて、下から1/2位のところまで濃緑を。若緑をいまの濃緑に少し重ねて、上から1/4位のところまで貼る。黄緑を1/2位のところから一番上まで貼る。黄色を一番上から4センチ位のところまで、さらにもう一度重ねて2センチ位まで貼る。最後に超極薄紙の深緑と浅緑の折染めを、上3センチ位のところより下に、全体に貼ってください。美しいグラデーションができあがります。(この紙は、家並みの周辺や菜の花畑の微調整用に残しておいて、ちぎって使ってもいいですよ。)

○落水紙も濃い色から薄い色は、鮮やかな黄色から淡い黄色へと並べておく。順序よく、畑の手前から遠くへ向かってちぎって貼っていきます。黄色い落水紙は、形の大きさにも変化を付けて、画面の奥行きを出していきます。
○家並みは? 心配ご無用。とてもカンタンですよ。全部ひとまとめに写してしまいます。極薄紙(どれでもOK)で家並みをまとめて写し、白い厚紙と共に鉄筆で切ります。茶や黒の極薄紙で、屋根・壁・窓などをそれぞれ写して切り、ひとつひとつ貼っていきます。
最後に、超極薄紙の淡いブルーを全体にかけて、輪郭線や色をぼかし、調子を落とします。(純)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。