2002年9月の教材

作品名 作者名 サイズ
実り 飯田香久子
(横浜サークル)
式紙
瑞々しいりんごを枝についたままの状態で描きます。
りんごを描く場合、実の全部を赤く塗りつぶしてしまわないで、この作品のように、むしろ積極的に緑を入れた方がうまく仕上がります。形も完全な球ではない方が味わいが出ます。

<制作手順>

     

 

Aのりんご
1)赤と緑折染め薄典具(土佐典具帖機械漉き)に白鉛筆で形を写す。
  a.b.cと3枚作る。       

 

 a.を、因州佐治黄緑濃淡折染め厚紙(大判正方形)にのせて(淡い黄緑が下方に来るように)、一緒に鉄筆で切り、そのまま重ねて貼り、さらにb.を貼る。

2)極薄紙で色の調子を出します。その他、黄緑濃淡むら染め、クリーム色も少々。

3)c.を貼ります。こうすることで全体の色調がしっとりとなじみます。

 

Bのりんご
 1)Aの1)とおなじ手順で貼っていく。
 2)黄と白の折染め極薄紙を貼る。

  

      
 3)Aの2)と同様に色を適当に重ねる。
 4)Aの3)と同じようにc.をもう一枚貼って色を落ち着かせる。
 5)ピンクと白の極薄紙でハイライトを少々。おしりのくぼみはグレーの格子染めで。

 

Cのりんご
 1)黄緑濃淡むら染め極薄紙で形を写し、黄と黄緑折染め土佐楮厚紙と一緒に切り(黄が下方)、重ねて貼る。
 2)クリーム色極薄紙を実の下半分に貼る。
 3)A,Bで使用の薄典具の赤を少々乗せる。おしりのくぼみも作る。

以上、りんごの実ができあがってから、バック、枝、葉と貼っていってください。

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。