2001年12月の教材

作品名 作者名 サイズ
静寂 宮繁和江
(東京サークル)
式紙

降りしきる雪のベールを透かして、静かな雪国の風景が広がります。薄い和紙のみを貼り重ねて、こんなに淡く仕上げる作品は初めてですね。また、土佐典具帖顔料吹き付け染めは、思いがけない使い方をされています。ご期待ください。
1.(図1) 鉛筆で薄く必要な構図の線を描いておく。一番大きな紙(淡いブルーの超極薄紙)を式紙の周囲を残して、ほぼ円形に貼る。
2.(図2) 遠景の空の部分に、濃い色から淡い色へと順々に、少しづつ大きなサイズにしていきながら重ねて貼っていく。(青味灰色折染め超極薄紙の淡い色の方、灰味紫とグレーの折染め超極薄紙、1.で使用の残り紙、白の超極薄紙など)


(図1)   (図2)

 

3.(図3) 地平線上の小さな木立を、土佐典具帖顔料吹き付け染めで。
4.(図4) その手前の雪の部分を白厚紙で図のように貼り、さらに1.の残りの紙を乗せる。


(図3)   (図4)

 

5.(図5) 3.の紙をちぎって手前の低い木立を貼る。この時少し、一部分にオレンジ色を混ぜるくらいがよい。
6.(図6) 前景の広い雪の部分を白厚紙をほぼ円形にちぎって貼る。木立の足元にはさらにこの白をちぎって貼り重ね、積雪の感じを出す。
(A)の部分は1.の残りの紙を少し貼り重ねて色を濃くするとよい。左の大きな樹は灰味紫春雨落水紙で。幹も枝も
この紙で。さらに白典具帖でふんわりと雪を冠らせて下さい。


(図5)   (図6)

 

7. 式紙全体にピンク折染め薄典具(特大正方形)を、天地にピンクの濃い方が出るように貼ってしまいます。
8. 最後に家。青味灰色折染め極薄紙で。淡い方で壁を、濃い方で屋根を、サラッと仕上げます。屋根の雪は白の厚紙で。軒下の干し柿は3.の紙の2色混じった部分とオレンジ色の部分の両方を細かくちぎって貼る。
----お疲れ様でした。甘い干し柿をおひとつどうぞ!

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。