2001年7月の教材

作品名 作者名 サイズ
秋暑 八名恭子
(豊橋サークル)
式紙
お盆の一部を大胆にカットした、なんとも斬新な構図です。色調も明るく優しく、色相も黄〜橙〜黄緑と、まとまりよく素直につながっていきます。中心となる、ほおずきの実の彩度の高さと、その量が上手く決まっていますね。
○お盆…佐治紙もみ紙で、ほんのりと写りますので、お盆の形を写しとって、まず一枚貼ります。お盆の縁はこの同じ紙を、もう一枚二重に貼ります。さらに、かげろう2種(茶系濃淡、黄系濃淡)雲竜紙、黄緑落水紙などニュアンスをつけていきます。
○ほおずき…佐治紙折染2種で1個に1種のみ貼るのではなく、1個のほおずきに、この2種の佐治紙を大まかにちぎって張り合わせていく気持ちで描いていきます。そのほうがはるかに色の豊かな含みが出せます。そのときたて方向にシワを寄せながら貼っていくと、ほおずきの皮の表面の感じがうまく出ます。この作業にはちぎり易くしなやかで粘り気もある佐治紙が最適で自由自在に形が整えられます。実は佐治三椏紙(小型の紙)
○えのころぐさ(ねこじゃらし)…穂は土佐薄典具落水紙。茎と葉は因州紙で、この機械漉き特有のシャープな、ちぎれ方がとても効果的です。
遠い遠いあの頃の幼き日の思い出をたどりながら楽しく制作なさってみて下さいね。
(純)
この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。