2001年4月の教材

作品名 作者名 サイズ
春風[はなみずき] 白崎 淳
(鶴岡サークル)
式紙

 花をモチーフにした作品はどの展覧会にもたくさん出品され絵画の世界では超人気のモチーフです。花は美しいと誰もが感じている証拠でしょう。花の描き方は大きく二つに分類できるでしょう。

1. 風景画としての花
2. 静物画としての花

以上は花を「表現の目的」とした描き方で、もうひとつ花を「表現の手段」とした描き方があります。その場合も

a. 花も葉も枝(幹)も描く
b. 花と葉で描く
c. 花のみで描く

と、画面に取り込むものによって相当違った画面効果になります。a.は色を変えなければその花の姿・形を写真でとったように説明的な描き方になりやすい。b.c.は花の姿・形を説明するよりも、その花を借りることによって、何かを表現しようという場合、処理しやすい。(もちろんa.でもそれは可能です。)

 今月の教材「春風」はまさにそれで「はなみずき」の花びら(植物学的には、総苞片というらしい)と葉をモチーフにして「春風」を表現しようとの作者のねらいです。
 教材の中の厚紙は黄色の小判を除いて全て因州佐治紙です。花と葉が完成したら、大判の薄紙(美濃典具帖茜染)で春風を吹かせて完成です。ただし主役の花のグループのバックには最初にこの茜染を何枚か貼り重ねておきます。

(み・純)

この作品はちぎり絵サークルの教材として特に作者から提供されたものであります。したがってこの作品を模作・複製して発表したり、販売したりすることは著作権の侵害になりますのでご遠慮ください。